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本日は、破風と鼻隠しの違いについてお話させて頂きたいと思います。

■破風と鼻隠しの違いについて

読み方は、破風（はふ）、鼻隠し（はなかくし）です。

聞き慣れない名前ですよね、私もこのお仕事をするまでは知らない名前でした。

この破風、鼻隠しともに屋根に近い部位となっています。

まず、破風は、外壁と屋根の出っ張り部分（ケラバといいます）の先端部に、鼻隠しは軒の先端部に位置しています。

「手前だと破風、奥だと鼻隠し」、このように覚えて頂くと分かりやすいかと思います。

たまに破風と鼻隠しの見分けがつきにくいお家もございますが、鼻隠しは雨樋の下地にもなっておりますので雨樋の有無で判断することもあります。

雨樋がないと破風、雨樋があると鼻隠しとなります。

破風

前述のように、雨樋とつながっていない方が破風となります。

風を破るという名の通り、横方向からの雨風が内部に侵入するのを防ぐ役割を持ちます。

また、防火としての役割も持っています。

鼻隠し

ケラバ（外壁と屋根の出っ張り部分）の先端部に位置し、雨風から屋根を守る役割を持ちます。

また、破風とは違って雨樋を取り付けられることが多く、雨樋の下地にもなっています。

破風も鼻隠しも、日頃雨風や直射日光などが直接当たる過酷な環境にさらされています。